石堂動物病院

院長のひとりごと

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2008年 04月

2008.4.29(火)

猫にもあっていいんじゃないの…

今、田中麗奈とゴールデン・レトリバーが主演の映画「犬と私の10の約束」が上演されているそうですね、きっと、大入り満員のヒット映画なのでしょう(動物ものでヒットしない映画は日本に存在しませんから)。
でも、たぶん、私はこの映画を見に行くことはないと思います…、

で、「犬と私の10の約束」の猫版を作ってみました、
春のニュースレターとして猫さんの飼主さんにはお送りしました。

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 「猫と私の10の約束」
            があってもいいじゃない…?
1, 私と出会ったのは運命です、だから、生涯仲良しでいましょう。
2, 治すことの難しいウイルス性の伝染病の予防をお願いします、
  注射は我慢するから…、
3, ノミの痒みは我慢できないよ!
  だから、ノミからしっかり守ってください。
4, 発情期の鳴き声や、おしっこかけ(スプレー)は自分ではどうし   
  ょうもできないんだ。だから、避妊・去勢手術をしてください。
  少しくらい痛くても我慢できるから…
5, 猫って、きまぐれな生き物なのです。だから、自由奔放な生活ス
  タイルやいたずらも許してください。
6, 食事に関しては、自分では買いに行けないから、私の体質や体重
  を考えたものを選んで、食べさせてください。
7, お気に入りの「爪とぎ」をプレゼントしてください。
8, 快適な生活のために、おトイレは複数用意してください。
9, 年をとったら、私の健康にも気を配ってください。
10、私が死んでしまっても、ず〜っと覚えていてくださいね。
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作った私自身は自画自賛しているのですが…
さてさて、皆さんのご感想は?

2008.4.25(金)

ちょっと素敵なマガジンを紹介します!

本日は、ちょっと素敵なペット関連の雑誌の御紹介をします。動物病院にはカタログ販売の雑誌が何種類も送られてきます。当院でもそれらを待合い室に置いておいて、飼主さん達に自由に持って帰ってもらうようにしています。

今回、紹介する雑誌はカタログ販売雑誌とはちょっと違いますよ。そのマガジンは「COSY+」(コージープラス)と言います。30数ページの薄い雑誌です。「COSY」(コージー)とは”居心地の良い”という意味だそうです。それに「+」(プラス)が付いてる…、
これがこの雑誌のコンセプトだそうです。

雑誌の内容はというと、短いエッセイやコラム、ちょっとおしゃれな写真などです。人と動物との癒しのライフスタイルの紹介なども載っています。
まあ〜、少しは商品宣伝もでてますが…、
ちょっと休憩するような時に、軽く読むのに最適な雑誌ですよ。
お薦めです!!

病院のカウンターがマガジンラックに置いてありますので、御自由にお持ち帰り下さい、

2008.4.23(水)

注目の裁判に判決が…

昨日、以前より、ず〜っと注目していた裁判に判決がくだされました。9年前に山口県光市で起きた少年による母子殺人事件です。殺人事件なんぞ今の日本では珍しい事ではなくなりましたが、この事件は残された遺族である御主人が堂々とメディアに出て、事件の残虐性を訴え、「死刑」の求刑を求めていたのですごく気になっていたのです。ただ、悲しんでいるだけでなく、遺族の無念さを訴え、それに値する罰がくだされるように1人戦ってきた姿に「男」を感じていたからです。彼の思いがかなえられるように応援していました。

ところが、ある時から訳のわからない多人数の弁護団が結成され、裁判の本質が変わって行った気がします。死刑制度反対を主張する弁護団に変わってから、裁判の審議内容が幼稚な低レベルなものになってしまいました。

「生命復活の儀式のため」の死後の強姦、
「死んだ赤ちゃんを生き返らせるためのドラエモンのポケット」
なに、それ!?って感じです。
ドラエモンも迷惑がっていたのでは…

社会では優秀でエリートと呼ばれている弁護士がたくさん集まって、本気でその主張を認めさそうとする姿は、滑稽で奇異にしか感じられません。弁護士はその依頼人の利益のために最善を尽くすことが仕事であることは良くわかっていますが、そのためには、荒唐無稽な理論や社会常識を無視した思考法を用いてもいいのでしょうか?閉鎖的な司法の世界でのみ通用してきた(?)理論と手法で裁判ゲームをしているようにしか思えませんでした。私はこの弁護団に最大の嫌悪感を持っていました。死刑廃止を訴えることは自由ですが、「場所が違うだろ!」と言ってやりたい気持ちでした。

その馬鹿げた弁護団と被告に広島高裁の裁判官はすばらしい判決文を突き付けたと思います。
「人を殺す殺す事は「悪」であり、その原因が個人的な欲望である今回は冷酷残虐であり非人間的である。また、死刑を逃れようとしての弁解の内容はあまりにも非常識であり遺族を愚弄するものであり、反省の姿を認めない」と、
私はまったくその通りであると感じました。きっと多くの人が同じように感じたと思います。
責任の所在を明らかにしたがらない日本人の気質も影響しているのかもしれませんが、日本の司法においても裁判官は新たな独自の判決をくだすことを恐れて、前例、判例主義に基付いて判決をくだすことが多いと聞いていました。しかし、今回は過去の判例にしばられることなく、この事件の本質を見極め、遺族の無念の感情をくみ取り、大バカな弁護団に常識の姿/形をはっきりと示した広島高裁の裁判官はほんとうにすばらしい!

この頃、日本という国に愛想が尽きはじめていたのですが、まだこの国にも正義があり、熱く戦う男達がいる事を感じた出来事でした。

今回は、ちょいと社会事件を熱く語ってしまいましたがお許しを、
でも、この裁判、ほんとうに気になっていたもんで…

2008.4.8(火)

お花見(その2)

日曜日にお花見で行った南禅寺の境内における桜のベストショットも1枚おまけで載せておきます。この山門の上には上がれるそうですよ、

2008.4.7(月)

お花見

昨日の日曜日にお花見に行ってきました。コースは蹴上〜南禅寺〜平安神宮です。車で出かけたものの、当然付近の駐車場は満車で停める事もできず、町中のパーキングに停めて、地下鉄で蹴上に行きました。

蹴上のインクラインは他の時期にきた事はあるのですが、桜の季節は初めてです、お花見の人が多過ぎますが桜のトンネル(写真をクッックすれば大きな画像でも見られますよ、たぶん?)はやっぱりすばらしいですね。朝早くの人が少ない時間帯なら、もっとゆっくりと癒されるのでしょう。

疎水には「十石舟の疎水巡り」の観光船が…、乗りたかったのですが、乗船待ちの列が…、やめておこう。

次に向かうは南禅寺。人の流れに任せて参道を行きます。ずっ〜と京都に住んでいますが、南禅寺を訪ねるのは初めてです。参道に湯豆腐で有名な「順正」を発見、食べるのに1時間以上の待ち時間とか…、ここもやめておこう。

南禅寺は境内も広く、大きな山門もあり、ここ、そこに桜の名木もありますが、「桜が咲き乱れてる」って感じではありませんでした。嵯峨嵐山で育った私には、ちょっと物足りなかった気がします。嵐山には山肌に桜が咲きますが、東山の山々には桜の木がありませんでした。ここもちょっと違うかなっと、
南禅寺は桜の季節でなく、紅葉が咲き誇る秋の方がきっとすごいのでしょう。次は秋にもう一度訪ねてみようと思います

今回も、「すいません、写真を撮ってもらえますか?」と2回も頼まれてしまいました。どこへ行っても良く頼まれます。今回は「平安神宮へはどう行けば良いですか?」と道も尋ねられました。たくさんの人が居るのに、何故、私のような無愛想な者に頼むのでしょうか?、よくかわかりません…??

春の1日、2時間ちょっとの軽いお散歩でした。
この前、犬に咬まれた足が少しヒリヒリしましたが、穏やかな1日だったかも…、

2008.4.3(木)

集合注射会場にて…

4月2日(火)、本年度最初の狂犬病の集合注射に参加してきました。西京区のとってもおしゃれな小学校が会場でした。
やや寒空でしたが雨が降る事もなく、順調に時が流れる気配だったのですが…

毎年、どこの集合注射の会場でみられることがあります。
ワンちゃんがかなり「怒りん坊」の性格で、飼主さん自身も注射の時に押さえることができない子がいます。このような場合には
リードで何らかの固定物に引き付け動きを制限して注射することがあります。

今日もそんな場面が…
「先生、すみません、あのワンちゃんリードで引っ張って注射して欲しいそうで…、毎年そうして注射するそうで…」と保健所の方が声をかけてきました。
毎年のことなので、「はい、はい」とワンちゃんの所へ、
ウエルシュコーギー系の雑種かな?相当「お怒り」モードです、
残念ながらしっぽはありません、さて、どうやってお尻に注射しようかと、腰を落として近付いて行きました、

その時、事件が…、

飼主さんのリードコントロールが悪かったのかどうかわかりませんが、突然、リードが外れました、怒り狂ってるワンちゃんは私めがけて噛みつきに来ました、腰を落としていた私には軽やかにステップバックする余裕すらありません、すってんころりんです、
しっかり、右足の太ももの内側を咬まれました…

咬まれる事は、職業的には仕方ないのかもしれません…(泣)
この飼主さん、私に謝る事もなく帰って行きました…(怒)
病院に戻って、ズボンを脱ぐと、犬の歯形状に赤くキズがついています…、ヒリヒリ痛いです…(悲)

軽やかにステップして、咬み攻撃をかわせなくなった運動能力の低下にショックを受けた、桜舞う春の一日でした。

2008.4.1(火)

新たなスタート

桜の花も本格的に咲き始めました、
当院にもかわいらしい、新しいスタッフがやってきました、

新しいスタッフを迎えての初日は、いつもと違う空気が病院内に流れている気がします、
新人の今井さんは、ちょっぴりしんどい1ヶ月になると思いますが、笑顔を忘れずに頑張ってもらいたいと思っています、

先輩のVTさんやトリマーさんは昨日よりもしっかりした様に感じます、後輩を指導する事で、レベルアップしてくれるでしょう、

新しい仲間の出現で、春のパワーを感じた1日でしたね、

と言う訳で、この「院長のひとりごと」のコーナーも春のパワーをもらって、頑張ってこまめに書き込みをしようと思います、
さて、どうなるやら…

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