石堂動物病院

病院便りこのコーナーでは飼主のみなさまと動物に役立つ情報を
お伝えして行きたいと考えています。楽しみにしていてください。
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寒がり猫の冬の過ごし方

◎ 猫のための寒さ対策あれこれ

(1)エアコン:部屋の温度と湿度を調節する

猫が寒がらないように、しっかりと部屋を暖めてあげる必要があります。部屋を暖めるにあたって、注意が必要なのが温度差です。飼い主さんが在宅中は適温なのに、外出中はエアコンを切るので寒い……。これでは、猫は体調を崩してしまいます。10度以上の温度差には要注意です。
日が落ちてグッと気温が下がる頃に、20度前後の温度になるようエアコンのタイマーセットをしておくと、暖まりすぎる心配もなく寒さ対策が可能です。

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室内が乾燥すると気道粘膜が乾燥し、炎症を起こすと呼吸器系の病気(ウイルス性感染症)にかかりやすくなります。特にシニア猫と子猫は体温調節機能や免疫力(抵抗力)が低いので、病気のリスクも増え、感染症も重篤化しやすく、治りにくい傾向がありますので注意が必要です。
湿度は50%前後に維持できるように加湿器などを利用して調節してあげてください。

(2)ベッドやハウスを窓やドアから遠ざける

猫がゆっくり寛ぐベッドやハウスをどこに置いていますか?ひなたぼっこができるようにと窓辺に置いていませんか?
外気に接している窓や壁の近くは少し気温が低くなります。ドアの近くは開閉によって冷気が吹き込みます。なので、窓やドアから少し離してベッドやハウスを置いてあげましょう。
暖かい空気は高い所に流れますので、自由に動き廻れる猫ちゃんであれば、高い所に置いてあげるのも良いでしょう。床にベッド/ハウスを置く場合には、タオルケットや断熱マットなどを下に敷いてあげると保温効果がさらに上がります。

(3)食事量を少し増やしてあげる

人間も猫も、寒くなると体温を維持するためのエネルギー消費量が増加するため、より多くのエネルギーが必要となります。エネルギーは食事から補給するものなので、食事の量を少し増やしてあげることが寒さ対策につながります。
食事の与えすぎによる肥満に注意しながら、最適な量を見極めましょう。ただし、「欲しがるから、体に必要なのだろう」と思って食事をあげすぎてしまうと、肥満につながりますので注意が必要です。

(4)ブラッシング

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寒い季節には、ブラッシングをまめに行ってあげてください。猫は寒さを和らげるために毛を逆立てて、体温で温めた空気を毛と毛の間に層を作ってキープすることができます。もし、毛玉ができてしまったら、空気の層ができにくくなり、寒さが皮膚に直接伝わってしまうことになります。頻繁にブラッシングしてあげることで、毛玉ができるのを防ぐこともできます。また、皮膚を刺激するマッサージ効果もあるので、皮膚の血行もよくなり、新陳代謝も上がり、身体も丈夫になるというメリットもあります。
しかし、乾燥によってブラッシング中に毛があちこちに舞い散ったり、ピリッと静電気が起こってしまって猫がブラッシング嫌いになることも…。なので、湿度管理も大切ですよ。

(5)水飲みの場所やトイレも暖かく

部屋の中が暖かくても水飲みの場所やトイレが寒い場所にあると、猫ちゃんは水を飲むことやトイレを我慢してしまうことがあります。その結果、脱水症や膀胱炎、尿道閉塞を起こすリスクが高くなります。いつもの水飲みの場所やトイレが寒いのであれば、冬の間は暖かい部屋に水飲みやトイレを増設してあげるのが良いでしょう。

<まとめ>

大切な猫ちゃんのために、少しの思いやりとちょっとした工夫をしてあげてください。それだけで、暖かな冬の生活を過ごせると思いますよ。

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