石堂動物病院

病院便りこのコーナーでは飼主のみなさまと動物に役立つ情報を
お伝えして行きたいと考えています。楽しみにしていてください。
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☆では、どんな方法でしつけをすればよいのでしょう?

犬はよい行動も困った行動も、学習によって身につきます。そして、子犬時代から年老いて認知症(痴呆症)になるまで学習する能力があるのです。この学習という能力を使ってしつけをすることが可能です。つまり、よい行動を覚えさせる(オスワリ)ことも、困った行動をやめさせる(とびつきをやめさせる)こともできるのです。方法は次の四つがあります。

  1. [ 1 ]
    犬が喜ぶこと(ほめる・おやつを与える)をして、よい行動を続けさせる

    例)

    トイレシートの上で排泄できたらほめる。 犬は次もシートの上でオシッコしてほめてもらおうと思うようになる

    image

  2. [ 2 ]
    犬がしてほしいこと(遊ぶ、かまう)をしないことで、困った行動をやめさせる

    例)

    とびつきをなおしたい→とびついている時は無視をする。
    とびつくと、かまってもらえないと学習させる

  3. [ 3 ]
    困った行動をしたら、罰(強くしかる、たたく)を与えてその行動をやめさせる

    例)

    かみぐせをなおしたい→かんできたら、大きな声で強くしかり、かんだら恐い事がおこると学習させる

  4. [ 4 ]
    困った行動のときに罰を与え続けて、収まるとそれを解除し、収まった状態を維持する

    例)

    吠えている時は電流の流れる首輪をつける。
    吠えていない時は痛くない、ということを学習させ、吠えない状態を維持させる。

imageただし、強くしかったり、体罰などを用いてしつけをしてはよくありません」!(理由は後で記します)
[ 3 ][ 4 ]は犬を恐がらせたり、痛い思いをさせることで、犬に学習させる方法です。なので、[ 3 ][ 4 ]は使わず、[ 1 ][ 2 ]を主体にしてしつけをしましょう!

これらの学習を効果的に行ううえで、重要なポイントが2つあります。

その1
その時の気分で対応を変えてはいけません。毎回必ず同じ対応をしてください。 例えば、トイレで排泄できたら毎回必ずほめ、とびつきをやめさせたいなら、飛びついてくるときは必ず無視しましょう。
その2
犬が行動した1秒以内にほめたり、無視したりしてください。
タイミングがとても重要なのです。例えば、トイレで排泄できたらすぐに(1秒以内に)ほめ、とびついてきたらすぐに(1秒以内に)無視しましょう。

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