「おむつ」について
おむつを汚れたままにしておくと、膀胱炎や皮膚炎になることがあります。
また、おむつを使用すると頻尿など尿の異常や皮膚の状態に気付きにくくなります。何回もオシッコをする仕草をしたり、オシッコの色やニオイに異常はないか気に掛けていてください。
男の子の場合、陰茎がおむつの端に挟まれて圧迫されていないか確認してください。
腹巻タイプ+パンツタイプ両方を使うときは、先に腹巻タイプを着けることをおススメします。
オシッコ後も腹巻タイプだけの交換で済むので経済的です。
高齢の場合、同じ体勢で長時間寝ることが多く、同じところがこすれたり圧迫されると床ずれになることがあり、傷になると治りにくく手当も難しくなります。腰やお尻の骨ばった部分は特に注意してください。
常におむつを使用するようになったら、排泄物で汚れる毛は短くしておくとお手入れが楽になりますが、あまり短くしすぎると肌に直接おむつが擦れるので皮膚の保護のために毛を少し残しておいたほうが良い場合もあります。
※排泄物で汚れる部分は毛を切りにくい部分でもあるので、皮膚を切らないようにくれぐれも注意してください。不安な場合は動物病院やトリミングショップにお願いしましょう。
首輪・ハーネス・服・おむつなど、体に着けているものが生活環境内の物に引っかかったり外れたりして事故に繋がることがあります。
行動範囲はどこまでか、どのような動きをするか想定して危ないものは排除する、着けているもののサイズを見直すなどしてください。
ウエストがはっきりしていない種類や、高齢で腰が落ちて背中が曲がったような状態の場合、おむつがズレて脱げてしまうことがあります。着け方の工夫をしたり、おむつ用サスペンダーやおむつカバーを使うと脱げにくくなります。
肩が落ちる場合は、首輪(柔らかい素材)に通すなど工夫してください。
肩や首に当たる部分が固いと皮膚を傷めます。
金具の部分も痛くないか確認しましょう。
洋服やマナーウェアを利用してみる
※大きすぎると服の内側に足が入って動けなくなったり転んだりします。
小さくても問題です。ちょうどのサイズを選んでください。
※ずれるからといってきつく締めないでください。お腹や足の付け根が圧迫され血流が悪くなり、歩行の妨げにもなります。
締め付けないで、ずれない工夫をしてください。
おしめの中にウンチも入れたい時、ウンチが出やすいようにお尻にある程度の余裕は持たせてください。
少しゆとりのあるおむつを着けると、お尻の下に余裕ができてウンチポケットのようになることもあります。
女の子の場合、陰部にあたる部分でもあるのでウンチをしたら出来るだけ早くおむつ交換をして清潔にしてください。
お尻が汚れたら優しくお手入れしてください。ウェットティッシュ等を使う場合はアルコールの入っていない物を選んでください。赤ちゃん用のお尻拭きが便利です。