石堂動物病院

病院便りこのコーナーでは飼主のみなさまと動物に役立つ情報を
お伝えして行きたいと考えています。楽しみにしていてください。
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猫のよもやま話3:「招き猫」のお話
猫のよもやま話2:「化け猫」のお話
猫のよもやま話1:「猫のしっぽ」について
犬の認知症の治療
「猫の口内炎」について
「おむつ」について
「猫の膀胱炎」のお話
「てんかん」ってどんな病気?
寒がり猫の冬の過ごし方
「下痢って?」
アトピー性皮膚炎
ストレスケアのためのアドバイス
犬の認知症
歯みがきトレーニングの方法
デンタルケア商品を考える
歯周病を考える
成功させるぞ!ダイエット大作戦
同行避難
避妊/去勢手術を考えよう
猫のリンパ腫
犬野フィラリア症
犬のリンパ腫
なぜ、腫瘍ができるのか?
消化管 寄生虫のお話
犬の尿石症(膀胱結石)について
僧帽弁閉塞不全症
飛びつきをなおそう
無駄吠えについて
食糞に関して
ネコの腎臓病について
ワンちゃんの高齢化にともなって
甘噛み行動に関して
わんちゃんのしつけについて最新情報
犬の体脂肪について

動物の腫瘍のお話(その3)

☆最後にひと言…

動物の高齢化に伴い,「がん」などの腫瘍疾患が増えてくるのは仕方のないことなのかも知れません.また,高齢化に伴う「がん」の発生を予防する有効な方法も報告されていません.

ならば,どうするか?

猫のリンパ腫に関しては,発症リスクを高める「猫白血病ウイルス感染症:FeLV」や「猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ):FIV」などに罹らないように愛猫の生活を管理する必要があります.
これらのウイルス感染症は猫同士のケンカによって広まります.去勢・避妊手術を行うことは,猫の野外での活動を減らし,他の猫との接触機会を減らすことでウイルス感染症の予防になると考えられています.
また,これらのウイルス感染症に罹っている猫がリンパ腫になった場合は,積極的な化学療法を行っても,抗癌剤の効果が弱かったり,その他の合併症が発生する場合が多く,治療成績が良くないように感じられます.
「猫白血病ウイルス感染症:FeLV」や「猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ):FIV」などに罹らないようにする工夫と努力は,大切な猫ちゃんをリンパ腫から守るのに大切な事だと思われます.

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企画・編集 石堂動物病院

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