下痢便とは、便の中の水分が何らかの原因によって増え、柔らかくなった状態のものです。
下痢自体は、第二の脳と言われる腸が「腸が内容物を十分に吸収できない」、「腸の内容物が有害物である」と判断し、「腸から出してしまおう」と反応した結果です。つまり下痢とは、体内に吸収すると害があると判断したものを体外に出す防御反応のひとつなのです。

下痢便の「柔らかさの程度」で以下に分類されます。

• 軟　便：形はあって掴めるが、いつもより水分が多く柔らかい便
• 泥状便：形はなく泥のような状態の便
• 水様便：ほぼ水のような状態の便

また、次のように便を色によって分類するともできます。

• 正　常：こげ茶〜黄土色
• 白色便：グレーや白っぽい薄い色をした便
• タール便：黒いドロドロした便（血便）
• 赤い便：便に赤い血液が混じっている便（血便）
• 粘液便：ゼリー状の粘液や血液が混じる便