高齢猫のお世話の方法
猫ちゃんは外出自由の生活様式から、完全室内飼育のライフスタイルとなり平均寿命が飛躍的に高くなってきています。高齢(シニア/ハイシニア)の割合が増加し、猫ちゃんの世界も人間同様の高齢化社会になってきています。
諸説ありますが、猫ちゃんのシニア世代は7〜8歳からで、ハイシニア世代は15歳以上を指します。ある統計調査によると、7歳以上の猫ちゃんの割合は2020年の調査では44.1%であったものが、2025年の調査では50.9%になっています。
猫ちゃんが高齢化することで、若い頃(過去)と比べて今の猫ちゃんの様子にギャップを感じ不安になることが多いと思います。加齢とともにできなくなることが多くなってきます。
「以前はもっと運動していたのに‥‥」
「以前はもっと食べていたのに‥‥」
「どんどん老いて、この先どうなるのだろうか‥‥」
ご家族の悩みは尽きることがないのかもしれません。猫ちゃんも高齢になればなるほど、病気や体調不良のリスクは高くなります。これは人間も猫ちゃんも同じです。
人間も含め動物が「老いる」ことは正常なことなのです。おじいちゃん/おばあちゃんの猫ちゃんには、高齢の猫ちゃんの可愛らしさがあります。それを見つけて「楽しむ」ことも、猫ちゃんと一緒に暮らす楽しみのひとつなのです。
高齢の猫ちゃんのシニアライフを楽しむために、高齢の猫ちゃんにどのようなことが起こってくるのか、それに対してどのように対応していけば良いのかを、前もって知っておくことが大切になります。